「コレステロールに効果のあるお茶はないかな?」
「プーアル茶がコレステロールに効くって聞いたけど本当に効くの?」
健康診断などでコレステロール値を指摘され生活改善をするように言われたら、まずプーアル茶を定期的に飲むようにすることから始めましょう。
詳しくは後述しますが、プーアル茶はコレステロール値を下げる薬と同じ「スタチン」という成分を含み、さらにカテキンやポリフェノールなどコレステロール値の改善に有効な成分も含んでいます。
実際に臨床実験も行われており、プーアル茶がコレステロール値の改善に効果的であることは実証されているため、コレステロール値をどうにかしたいと考えるのであれば、まず始めやすいプーアル茶を続けてみるのがおすすめなのです。
「コレステロールに効く」とされている飲み物はプーアル茶以外にもあります。
しかし、コレステロールへの効果がある成分は、プーアル茶以上のものはないため、プーアル茶を飲み続ける方が効果を得られやすいでしょう。
この記事では、以下の内容について詳しく解説しています。
- プーアル茶のコレステロール調整効果について
- プーアル茶のさまざまな効能
- コレステロールに効果のある飲み物とプーアル茶の比較
- プーアル茶を飲む場合の注意点
この記事を読むことで、プーアル茶がなぜコレステロールに効果があるのかがわかります。
他の飲み物ではなく、プーアル茶を選ぶべき理由もわかりますので、ぜひ最後までお読みください。
1.プーアル茶はコレステロールの調整効果がある
プーアル茶には、血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やす効果があるため、プーアル茶を飲むことでコレステロールを調整できます。
プーアル茶にはコレステロールに効果のある成分が複数含まれているため、さまざまな飲み物の中でもコレステロールに効果があるとされており、コレステロール値を飲み物で改善したいのであれば、まず最初に試したい飲み物と言えるのです。
まずはじめに、
- プーアル茶のコレステロールに効果的な成分
- プーアル茶はコレステロールに効果的かを調べた臨床実験について
- コレステロールを放置するとどうなるのか
この3つについて説明していきます。
1-1.プーアル茶のコレステロールに効果的な成分
プーアル茶に含まれるコレステロールに効果的な成分は以下の5つです。
- スタチン
- リパーゼ酵素
- 没食子酸(ぼっしょくしさん)
- カテキン
- タンニン
このように、他のお茶にはあまり含まれていない成分も含まれています。
では、これらの成分がコレステロールにどのような働きをするのかを見てみましょう。
1-1-1.スタチンの効果
冒頭でもお伝えした通り、スタチンはコレステロール値を下げる脂質異常症用薬に含まれる成分です。
他のお茶にはあまり含まれていることのない成分で、肝臓でのコレステロール合成を抑え、悪玉コレステロールを低下させます。
さらにスタチンは、コレステロール値の改善以外にも、
- 動脈硬化予防効果
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
このようにさまざまな効果が報告されています。
1-1-2.リパーゼの効果
プーアル茶を作る際に握推という発酵工程があり、この発酵により「リパーゼ」という酵素が含まれます。
リパーゼは食べ物から摂取する中性脂肪を分解する役割を持っており、中性脂肪を遊離脂肪酸に変えてくれます。
リパーゼを摂取したら有酸素運動をすることが重要 リパーゼに分解されてできた脂肪酸は赤筋に取り込まれることで消費されますが、脂肪酸を使用しないとそのまま肝臓に運ばれて、ふたたび中性脂肪に戻ってしまうので注意が必要です。 リパーゼを摂取したあとに赤筋を刺激する有酸素運動を行うことで、赤筋に脂肪酸が吸収されるので、有酸素運動も合わせて行いましょう。 |
1-1-3.没食子酸(ぼっしょくしさん)の効果
没食子酸はポリフェノールの一種で、カテキンの仲間です。
茶葉を発酵して作られるお茶に含まれている天然成分で、強い抗酸化力を持っており。食品などの酸化防止剤などにも使用されています。
悪玉コレステロールは発生酸素によって酸化され、血管壁に蓄積されることで動脈硬化を招きます。
そのため、抗酸化作用のある物質を多くとるように心がけることも重要なのです。
1-1-4.カテキンの効果
プーアル茶も、緑茶や紅茶などと元の茶葉は同じであるため、抗酸化作用があるカテキンを含んでおり、前述した没食子酸と同様に動脈硬化を防ぐ効果があります。
また、茶カテキンは脂肪の吸収を抑えたり、排出を増加させることからトクホ飲料などにもよく使用されます。
1-1-5.タンニンの効果
タンニンは抗酸化作用があり、動脈硬化や生活習慣病の予防に効果があります。
前述した通り、プーアル茶は発酵をさせているお茶で、赤ワインと同様に発酵食品です。
タンニン自体は多くのお茶に含まれていますが、発酵させて作られるプーアル茶や紅茶のタンニン含有量は他のお茶よりも多く含まれています。
1-2.プーアル茶によるコレステロールへの効果は各国で臨床実験が行われている
プーアル茶は血液中の悪玉コレステロールを減らし、同時に善玉コレステロールを増やすことで、結果として、悪玉コレステロール値は血液中の総コレステロール値よりも大きく減ることが臨床実験で調べられています。
中国の昆明医学院の臨床実験では、プーアル茶のコレステロール減少効果は通常の摂取量で、血中脂肪を下げる治療薬と同等の効果があるにもかかわらず、副作用がないという結果が出ました。
また、プーアル茶が抗酸化作用と脂質低下作用を発揮し、動脈硬化による心血管疾患のリスクを軽減するために有効であるという研究結果もあります。
フランスやイタリアなどからも上記のような研究結果が報告されています。
1-3.高いコレステロール値を放置するとどうなる?
悪玉コレステロール値が基準より高かったり、善玉コレステロール値が基準よりも低い場合、「脂質異常症」という診断がされます。
脂質異常症の状態が続くと、血管が硬くなったり、血管の内側に脂肪が付いて血行が悪くなるため、動脈硬化が進行し、さらに放置すると心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす可能性があります。
しかし、脂質異常症は自覚症状がないため、健康診断などで指摘されても放置してしまう人が多い病気です。
加齢とともにリスクが増すため、40~50代の半分程度の人が何らかの脂質異常症があるとも言われています。
心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患は死亡要因の24%ほどを占め、命にもかかわるため、日々気を付けることが大切なのです。
しかし、いきなり大幅に生活を変えるのは長続きしないものです。
プーアル茶であれば、今まで飲んでいた飲み物を置き換えるだけで済むので、長く続けられるでしょう。
2.コレステロールだけじゃないプーアル茶のさまざまな効能一覧
プーアル茶は、コレステロール値の改善だけではなく、主に以下のような効能があります。
- 血糖値の上昇抑制効果
- ダイエット効果
- 胃の機能向上効果
- 癌予防の効果
- 酔い覚まし効果
健康でいるためには、生活習慣病にかからないように予防することが大切ですが、生活習慣病にかからないようにするためには、コレステロールだけでなく肥満や血糖値の上昇など、気にすべきことが他にもあります。
プーアル茶にはダイエット効果や血糖値の上昇抑制効果があるので、糖尿病など他の生活習慣病の予防にもなるのです。
では、それぞれの効能について詳しく説明していきます。
2-1.血糖値の上昇抑制効果
プーアル茶の茶葉は、新芽ではなく成長した茶葉を使用しますが、この成長した茶葉には「サポニン」が豊富に含まれています。
中国の吉林大学と長春科学技術大学の科学者の研究の中で、血糖値を下げる「ロシグリタゾン」とプーアル茶の効果を比較していますが、マウスを使った実験で薬を投与されたマウスは36.5%血糖値が下がり、プーアル茶を投与されたマウスは42%血糖値が下がりました。
つまり、血糖値を下げる薬以上の効果を発揮したということです。
さらに、120人の糖尿病患者の食事を変えず、薬をやめて定期的にプーアル茶を摂取させた結果、血糖値は平均35%減少し、70%の患者が糖尿病の基準とされる126mg/dL未満まで低下しました。
つまり、コレステロールだけでなく、糖尿病に関しても薬と同じかそれ以上効果が期待できるということです。
薬には副作用がありますが、プーアル茶には副作用がないため、安心して飲むことができますよ。
2-2.ダイエット効果
プーアル茶は発酵させることで重合カテキンを多く含み、重合カテキンは脂肪の吸収を抑制してくれます。
また、ビタミンとミネラルを十分に取ることでむくみが解消できるため、ビタミンB1・B2・B6・B12とミネラルを含むプーアル茶はむくみで太って見える人にもおすすめです。
2-3.胃の機能向上効果
プーアル茶は胃の機能を高める効果があり、胃もたれなどの胃の不調を解消する効果があります。
最近胃が持たれやすいという人や、頻繁に胃痛がおこる人は、プーアル茶を飲むことで改善できるかもしれません。
ただし空腹時に飲むと、逆に胃痛を起こしてしまう可能性があるため、空腹時は避けましょう。
2-4.癌予防の効果
カテキン一種である「エピガロカテキンガレート」が以下のような抗がん効果をもたらします。
- 癌細胞の増殖抑制
- 癌細胞の運動抑制
- 癌幹細胞性の抑制
このような効果によって、カテキンは癌の予防や治療にも効果があるのです。
カテキンの癌予防効果は、動物実験だけでなく臨床実験も行われており、世界的に認められています。
日本人は「2人に1人が生涯で癌になる」とも言われていますが、プーアル茶のようにカテキンを含むお茶で日常的に予防ができるのは嬉しいですね。
2-5.酔い覚まし効果
二日酔いの際にプーアル茶を飲むと、プーアル茶によって代謝が促進され、アルコールが代謝されることで二日酔いが軽減します。
よくお酒を飲む人には嬉しい効果ですね。
3.コレステロールに効果があるプーアル茶以外の飲み物
コレステロールに効果がある飲み物には以下のようなものがあります。
- トクホ飲料
- 緑茶
- ウーロン茶
- 豆乳
- トマトジュース
このように、プーアル茶以外にもさまざまな飲み物にがコレステロール値の改善に成分が含まれているのです。
では、それぞれの飲み物がどのようにコレステロールに効果があるのかについて説明していきます。
3-1.トクホ飲料
トクホ(特定保健用食品)のお茶にも、コレステロール値が気になる人に向けた商品がありますが、同じコレステロールに効果のあるトクホ飲料でも、どのようなアプローチでコレステロール値をコントロールするかは商品によって異なります。
ここでは、
- 2つの働き カテキン緑茶
- 伊右衛門プラス コレステロール対策
この2つの商品について見てみましょう。
3-1-1.2つの働き カテキン緑茶(伊藤園)
「2つの働き カテキン緑茶」は、茶カテキンを含んでいるため、
- 血中コレステロールを下げる
- 脂肪の吸収を抑えて排出を増加させる
という特徴を持ちます。
茶カテキンには、
- エピカテキン
- エピガロカテキン
- エピカテキンガレート
- エピガロカテキンガレート
主にこの4種類が含まれており、特にエピガロカテキンガレートはコレステロール値の改善に良いとされており、「2つの働き カテキン緑茶」にはガレート型カテキンも含まれています。
〈原材料〉
緑茶(国産)/緑茶抽出物、環状オリゴ糖、ビタミンC
〈栄養成分表示〉
エネルギー | 0kcal/350ml |
たんぱく質 | 0g/350ml |
脂質 | 0g/350ml |
炭水化物 | 0g/350ml |
食塩相当量 | 0.07/350ml |
茶カテキン | 197mg/350ml |
カフェイン | 45mg/350ml |
ガレート型カテキン | 178mg/350ml |
プーアル茶もエピガロカテキンガレートを含んでいますが、「2つの働き カテキン緑茶」よりも含有量が少ないため、エピガロカテキンガレートの効果を得たいのであればこちらのお茶がおすすめです。
コレステロール値を集中的に改善したいのであれば「2つの働き カテキン緑茶」がおすすめですが、血糖値や肥満の改善も併せて行いたいのであればプーアル茶を選びましょう。
3-1-2.伊右衛門プラス コレステロール対策(サントリー)
「伊右衛門プラス コレステロール対策」は、悪玉コレステロールを下げる効果のある機能性関与成分「プロシアニジンB1およびB3」が含まれています。
プロシアニジンは、りんごなどにも含まれるポリフェノールの一種です。
緑茶のカテキンに含まれる「レスベラトロール」というポリフェノールよりも抗酸化力に優れており、総コレステロールと悪玉コレステロール値を低減します。
〈原材料〉
緑茶(国産)、松樹皮抽出物/ビタミンC
〈栄養成分表示〉
エネルギー | 0kcal/500ml |
たんぱく質 | 0g/500ml |
脂質 | 0g/500ml |
炭水化物 | 0g/500ml |
食塩相当量 | 0.15g/500ml |
カフェイン | 約15mg/100ml |
カリウム | 約10mg/100ml |
リン | 10mg未満/100ml |
カテキン | 約40mg/100ml |
プロシアニジンB1およびB3 | 2.46mg/500ml |
コレステロール値を集中的に改善したい場合は、「伊右衛門プラス コレステロール対策」などのトクホ飲料がおすすめです。
コレステロールだけでなく、糖尿病などの他の生活習慣病も予防したいのであれば、プーアル茶を選びましょう。
3-2.緑茶
お茶に含まれるカテキンには、コレステロール値の上昇を抑制する働きがあり、悪玉コレステロールを減らします。
緑茶にはカテキンが多く含まれており、コレステロールに効果のあるエピガロカテキンガレートというカテキンも他の飲み物と比べて割合が多めです。
出典:AgriKnowledge(碁石茶抽出液中のカテキン量測定)
没食子酸 (GA)/カテキン(C)/エピガロカテキン ガレート (EGCG)/エピガロカテキン (EGC)/エピカ テキンガレート(ECG)/エピカテキン (EC)/ガロカテキンガレート (GCG)/ガロカテキン (GC) |
上記は高知県工業技術センターの研究報告「碁石茶抽出液中のカテキン量測定」の結果で、それぞれのお茶に7種類のカテキンがどの程度の割合で含まれているのかを測定しています。
各棒グラフの上部の斜線がエピガロカテキンガレートの含有量を表していますが、緑茶は紅茶やウーロン茶などと比べても、含有量が多いことがわかります。
- 血圧を下げる
- 抗ヒスタミン作用
- がん予防
- 抗菌作用
コレステロール以外にも上記のような効果も期待でき、カテキンの量は紅茶やウーロン茶、プーアル茶と比べても緑茶がもっとも多く、カテキンによる健康効果を得たい場合は緑茶がもっとも適してます。
トクホ飲料の方がエピガロカテキンガレートを豊富に含んでいるため、コレステロール値改善効果は高いでしょう。
ダイエット効果も得たい場合はプーアル茶がおすすめですが、癌予防や風邪などの普段かかりやすい病気の予防などをしたい場合は緑茶がおすすめです。
3-3.ウーロン茶
前項の表を見ていただくとわかる通り、ウーロン茶のカテキン含有量は緑茶に次ぐ多さで、エピガロカテキンガレートや没食子酸もプーアル茶より多く含まれています。
ウーロン茶は没食子酸の割合が他のお茶に比べて多いため、高い抗酸化力があることがわかります。
コレステロールに効果のあるお茶としてプーアル茶と比べられることもあるウーロン茶ですが、この二つの違いはウーロン茶が半発酵、プーアル茶が後熟発酵のお茶という点です。
緑茶のような抗菌作用などのカテキンの効果とコレステロール値の改善を一緒に行いたい場合は、ウーロン茶がおすすめですが、ダイエット効果やデトックス効果を得たい場合は後熟発酵のプーアル茶の方が効果が高いと言われています。
3-4.豆乳
豆乳には大豆たんぱく質が含まれていますが、大豆たんぱく質にはコレステロールを下げる効果があります。
大豆たんぱく質の一部は腸管内で胆汁酸と結合し、そのまま排出されますが、新たな胆汁酸を作る時に血液中のコレステロールが肝臓に取り込まれる量が増え、血液中のコレステロール量が減るからです。
他にも、豆乳を飲むことで以下のような効果が得られます。
- 美肌効果
- 貧血
- 生理痛予防
このように、女性にとって嬉しい効果が得られる豆乳ですが、妊娠中の場合はイソフラボンの過剰摂取は胎児に影響があるとされていますので、妊婦さんは控えてください。
貧血や生理痛といった女性特有の悩みを解消したい場合は豆乳がおすすめですが、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病の予防のために飲むならプーアル茶がおすすめです。
3-5.トマトジュース
トマトジュースに含まれるリコピンを8週間以上継続して摂取すると、善玉コレステロールを増やす効果があります。
コレステロールは善玉と悪玉のバランスが大切なため、総コレステロールが高すぎるわけではないのであれば、善玉コレステロールを増やしてバランスを取ることも大切です。
また、トマトジュースを飲むことで、
- 食後の血糖値の急激な上昇を抑える
- 血糖値を下げる
などの血糖値への良い影響もあります。
しかし、トマトジュースを飲み過ぎるとカリウムの過剰摂取や、塩分が入っているものだと塩分過多になる可能性もあります。
また、糖分が多い商品もありますので、注意が必要です。
総コレステロール値は高くないけれど、善玉コレステロール値の割合が低い場合はトマトジュースを継続して飲んでみましょう。
また、血糖値を下げる効果もあるので、血糖値が気になる方にもおすすめですが、健康のために飲むなら「無塩」で「糖質の少ない」トマトジュースを選ぶことをおすすめします。
コレステロールや血糖値だけでなく、ダイエットや癌予防などさまざまな効果を得たい場合はプーアル茶を選びましょう。
4.コレステロール値の改善にプーアル茶が他の飲み物よりもおすすめな理由
カテキン量だけを見ると緑茶や烏龍茶などの方が多く、没食子酸の量も紅茶の方が多く含まれています。
そのため、一見コレステロール値の改善のために飲むならプーアル茶にこだわる必要がないように思えますが、プーアル茶は紹介したプーアル茶以外の飲み物よりもさまざまな成分がコレステロールに働きかけます。
特に「スタチン」が含まれている飲み物は他になく、スタチンはコレステロールをコントロールする薬にも含まれている成分で、薬のような副作用もありません。
このことから、コレステロール値の改善のために飲むなら「プーアル茶」が最適であると言えるでしょう。
また、プーアル茶は緑茶などよりは少ないとはいえ、カテキンを含んでいます。
そのため、以下のようなカテキンの効能も得ることが可能です。
- 抗酸化作用
- 抗ウイルス作用
- 抗ガン作用
- 血糖の上昇を抑える
- 殺菌作用
- 肥満予防
コレステロールに効く飲み物は多くありますが、やはりしっかりと効果を実感したいのであればプーアル茶を選ぶのがおすすめですよ。
5.プーアル茶でコレステロール値を効果的に下げるための2つのポイント
プーアル茶をコレステロール値の改善のために飲むのであれば、以下2つのポイントを抑えておきましょう。
- 飲むタイミング
- 運動も一緒に行う
なぜこれが大切なのかについて説明していきます。
5-1.飲むタイミングは食後1時間後
プーアル茶を飲むタイミングは食後1時間後~2時間後がおすすめです。
例えば、お昼を12時に食べ終えた場合、食後1時間あけて13時~14時の間に飲むのがベストだということです。
このタイミングで飲むことで、脂肪吸収の抑制や脂肪分解の効果を最大限に発揮してくれます。
ただし、タイミング的に飲むのが難しいという場合は、時間を細かく気にしすぎなくても「食後」に欠かさず飲めばしっかりと効果を得ることができますので、食事を終えたらプーアル茶を飲むクセをつけましょう。
詳しくは6-2.空腹時に飲まないように注意で後述していますが、胃痛の原因などになるため食前の空腹時には飲むのを避けてください。
5-2.適度な運動で効果アップ
前述した通り、リパーゼが分解した脂肪酸は、使用しないとふたたび中性脂肪に戻ってしまうため、適度な有酸素運動をしなければ効果を発揮しません。
また、脂質異常症は1日30分程度の有酸素運動を取り入れることが望ましいとされているため、プーアル茶の効果を最大限に発揮し、なおかつ脂質異常症を早く改善したいのであれば、運動を取り入れることをおすすめします。
6.コレステロール値改善のためにプーアル茶を飲む場合の注意点
コレステロール値の改善だけでなく、さまざまな健康効果のあるプーアル茶ですが、水のようにいくらでも飲んでいいというわけではありません。
プーアル茶を飲む場合の注意点を説明しますので、間違った飲み方をしないように覚えましょう。
6-1.飲み過ぎないように注意
プーアル茶は副作用自体はありませんが、以下のような成分が入っているため飲みすぎには注意が必要です。
- カフェイン
- タンニン
- シュウ酸
これらを取り過ぎることがなぜ良くないのかについて説明します。
6-1-1.カフェインの摂りすぎに注意
プーアル茶には、100mlあたり15~20mgほどのカフェインが含まれています。
カフェインを過剰摂取した場合、以下のような症状が出る可能性があります。
- 不眠
- 胃の不調
- 下痢
- 貧血
- 動悸
これらはカフェイン過敏症の症状で、人によっては症状が出やすいこともあるため、上限摂取量以下の量でも上記のような症状がある場合は飲む量を減らしましょう。
カフェインの摂取上限 カフェインの摂取量は、大人であれば1日に400mg未満で、1回の摂取量は200mg以下が適正であると言われています。さらに、妊娠している場合はその半分の200mg未満が1日の上限摂取量です。 プーアル茶で考えた場合、1度に200mlを飲んだ場合は30mgほどのカフェイン量となるため、大人なら13杯以上、妊娠中なら6杯以上飲める計算となるため、がぶがぶ飲まなければ問題はありません。しかし、他にもカフェインが入っているものを摂取するのであれば、プーアル茶の量を気を付けるなどした方がいいでしょう。 |
プーアル茶のカフェインについて詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
プーアル茶のカフェイン量は?他のお茶との比較とプーアル茶の効能一覧
6-1-2.タンニンの摂りすぎに注意
お茶に含まれるタンニンは、抗酸化作用がありコレステロール値の改善にも役立つ成分ですが、摂りすぎには注意です。
タンニンは鉄分の吸収を阻害してしまうため、摂り過ぎると鉄分不足になってしまう可能性があります。
1日の上限摂取量などに決まりはありませんが、鉄分のサプリや錠剤を飲んでいる場合はタイミングをずらしてプーアル茶を飲んだ方がいいでしょう。
例えば、1日1回摂取する鉄分サプリであれば、プーアル茶は朝から夕方の間に飲み、サプリは夜に飲むのがおすすめです。
6-1-3.シュウ酸の摂りすぎに注意
プーアル茶に限らず、お茶にはシュウ酸というアクの成分が含まれています。
シュウ酸は体内のカルシウムと結合して、尿路結石を引き起こす可能性があるため、プーアル茶が特別シュウ酸の量が多いというわけではありませんが、過去に尿路結石になったことがある人はプーアル茶を飲んでも大丈夫か主治医に確認をしましょう。
腎臓にシュウ酸がたどり着く前にカルシウムと結合していれば、腸で吸収されずに体外に排出されますので、シュウ酸が気になる人はカルシウムを積極的に摂るのもおすすめです。
6-2.空腹時に飲まないように注意
プーアル茶に限らずどんなお茶でも空腹時に飲むのは良くありません。
お茶が胃酸を薄めてしまい、さらに胃液の分泌を抑制して消化を妨げてしまう可能性があるからです。
プーアル茶を飲む場合は、食中か食後に飲むようにしましょう。
6-3.コレステロール値を下げる薬と一緒に飲まない
すでにコレステロール値を下げるために「スタチン」が使用された薬を処方されて飲んでいる人は、プーアル茶を飲む前に主治医に飲んでも大丈夫かを確認してください。
コレステロール値を下げる薬を飲んでいるのに、さらにプーアル茶を飲んでしまうと急激に数値が下がってしまい体調不良を引き起こす可能性があります。
自己判断をせずに、必ず確認をしてから飲み始めましょう。
7.コレステロール値改善のためにプーアル茶を飲むなら「茶流痩々」がおすすめ
プーアル茶にはさまざまな効果があり、特にコレステロール値の改善にいいとされていますが、飲むなら品質にこだわってプーアル茶を選びましょう。
よく品質を確かめずにプーアル茶を選ぶと、
- 味が苦手で続けられない
- 効果が実感できない
という失敗をしてしまいます。
当ブログを運営している荒畑園では、品質に徹底的にこだわった「茶流痩々(さりゅうそうそう)」という国産プーアル茶を取り扱っています。
茶流痩々と中国産のプーアル茶はどのような違いがあるのかについて見てみましょう。
7-1.中国産と国産プーアル茶「茶流痩々」の違い
以下は、中国産のプーアル茶と茶流痩々を比べたものです。
プーアル茶は継続して飲むことで効果を得られます。
しかし、「プーアル茶を飲み始めようとしたけれど、においが苦手で飲み続けられなかった」という声は意外に多いのですが、そのにおいの正体は「カビ」です。
一般的に中国産のプーアル茶は自然発酵されており、空気中のカビや雑菌と同時に発酵が行われています。
プーアル茶の淹れ方を見ると、一煎目は捨てる「洗茶」の工程がありますが、これはカビや雑味を減らすための意味があるのです。
しかし、洗茶をして完全にカビのにおいが取れるわけではありませんし、その工程を面倒に感じてしまえば飲み続けることをやめてしまう人もいるでしょう。
また、プーアル茶の成分も安定していないため、飲み続けていても思ったような効果が得られないということも。
せっかく健康のために飲み始めたのに、効果を感じられなければ意味がありません。
茶流痩々は、専用のクリーンルームで蒸気殺菌して一定の温度で管理しています。
そのため、カビの心配もなく一煎目からおいしく飲むことができるのです。
没食子酸や重合ポリフェノールなどの有効成分量も安定していますので、飲み続けることで効果を実感できるでしょう。
7-2.「茶流痩々」は安心安全にこだわられた国産プーアル茶
茶流痩々は茶葉づくりから製茶、配送までの全工程を、自社一貫体制で行っています。
毎日飲み続けるお茶だからこそ、安心・安全であることは重要です。
茶流痩々は完全国産で、すべての工程で徹底的に安全にこだわりながら生産したものをお届けしています。
まとめ
プーアル茶に含まれるコレステロール値改善に役立つ成分は以下の5つです。
- スタチン
- リパーゼ酵素
- 没食子酸(ぼっしょくしさん)
- カテキン
- タンニン
特にスタチンはコレステロール値を下げる薬にも使用されています。
コレステロールに効果的であるとされている飲み物はいくつもありますが、プーアル茶はさまざまな成分がコレステロール値に働きかけるため、他の飲み物よりも効果を得やすいと言えるでしょう。
また、コレステロール値の改善以外にも、以下のような効能があります。
- 胃の機能向上効果
- 血糖値の上昇抑制効果
- 癌予防の効果
- ダイエット効果
- 酔い覚まし効果
血糖値や癌予防といった病気の予防に役立つため、コレステロール値を改善しながら他の病気にも効果があるというのは嬉しいポイントです。
プーアル茶を飲む場合は、カフェイン・タンニン・シュウ酸を取りすぎないようにする必要があります。
カフェイン量で考えると、大人なら150mlを13杯程度、妊娠している場合は6杯程度まで飲めますが、他にカフェインが含まれているものを摂取する可能性があるので、がぶ飲みはしないようにしましょう。
鉄分の錠剤を飲んでいる場合はタンニンが鉄分の吸収を阻害するため、飲む時間をずらすようにし、過去に尿路結石になったことがある人は主治医にプーアル茶を飲んでも大丈夫か確認してください。
コレステロール値を下げる薬を飲んでいる場合も、急激に数値が下がってしまう危険があるため主治医に確認を取りましょう。