牧之原台地と深むし茶

牧之原台地について

日本一の茶処・牧之原台地

東に日本一の富士の山を望み、「越すに越されぬ大井川」を見下ろす、静岡県のど真ん中、牧之原台地。私たち荒畑園は、ここでお茶づくりに励んでいます。

牧之原台地は、日照時間が長く、昼夜の寒暖差があります。また、朝夕には霧が発生するなどお茶づくりには理想的な地理条件を備えています。

そのため、牧之原で育つ茶葉はカテキンやクロロフィルなどの栄養素がたっぷりと含まれていて、肉厚です。

牧之原台地の歴史

その昔、牧之原台地の土地はとても荒れた雑木林で、作物など育ちはしないと誰も手をつけない場所でした。

ここを開墾し茶の栽培を始めたのが、江戸幕府が終わり職を失った旧徳川幕臣と川越制度の廃止によって職を失った川越人足たちでした。

当時の牧之原台地は地元の農民さえも見向きもしない荒廃地で、開墾作業はそれはそれは大変なものだったと今も言い伝えられています。

荒畑園、一代目の栄三もこの牧之原台地の開拓者の一人でした。栄三は終戦により、東京からこの地に疎開してきました。

台地にあった大井航空隊跡地の開拓の話が持ち上がり、第二次開拓者として入植し、茶の栽培を始めました。

二代目(現会長)の栄も十八歳で家業を継ぎ、まだまだ未開拓の地の入植に努めてきました。

先人達の尊い努力のお陰で、現在の牧之原台地には見渡す限り一面の茶畑、その名は日本一を誇る茶処として広く知られています。

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